会頭メッセージ

『日本遺産の推進と観光』~樫﨑会頭からのメッセージ Vol.58

今年の「八王子まつり」も終了し、お盆休みを迎えている企業もあるかと思いますが、気候変動の影響か、年々夏の暑さが更新されている気がします。この傾向は今後も強まることが予想されている中、80万もの人々が集まるまつりを従来のやり方で継続していていいものなのかどうか、甚だ心配です。来場者が増えることは地域経済にとってはいいことですが、熱中症や食中毒、事故など様々なトラブルを想定し、事前に手を打てるものは打っていく必要性を感じます。次年度に向け、警察署や消防署にも十分意見を伺い、開催時期を含めたまつりそのもののあり方について、主催団体の一員として至急検討が必要だと考えます。

さて、過日、八王子市が所管しております「日本遺産『桑都物語』推進協議会」の総会が開かれ、今年度より協議会の会長を任されることとなりました。甲州道中最大の宿場町から、高尾山への信仰を中心に様々な伝統文化を育み発展してきた八王子の歴史を、30ある文化財を通じて市内外の方に発信していく取り組みです。「八王子まつり」も文化財の一つになっています。既に令和2年の認定から5年が経過し、来年には国から継続審査が行われる予定です。認定が取り消された地域もあるとのこと、そのタイミングでの会長職とのことで責任の重みを感じております。

令和元年11月の会頭就任以来、翌年の日本遺産認定を受けて、私は当所のイベントや事業など、ことあるごとに日本遺産を意識し、様々な伝統文化をご紹介して参りました。当市には長く住んでいる方ばかりではなく、市外から転入された方や若い方も沢山住んでいます。そうした方々に、当市の歴史や文化をどうお伝えできるのか、地域活性化を使命とする商工会議所の会頭として腐心してきたつもりです。そして今後は、協議会会長として一層の成果を上げていかなければなりません。

認定からの5年間を振り返ってみますと、30ある文化財をバランス良く紹介しきれていない気がしており、各文化財の魅力をもっと丁寧にお伝えしていけたらと思います。また、高尾山を訪れる観光客にいかに市の中心部まで足を運んでいただくかという長年の懸案もあり、桑都テラスや東京たま未来メッセ、来年秋にオープンする八王子駅南口「桑都の杜」などの拠点をどう活かすか、具体的な誘客方法の検討など、やることは沢山あります。
多摩地域にある観光都市として当市がしっかり自立できるよう、皆様の知恵を是非お貸しいただければ幸いです。

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