5月、若葉が目に染みる季節となりましたが、四季を楽しむ暇もないほど、トランプ関税の影響や物価高、慢性的な人材不足など、企業経営者にとっては難しい舵取りを迫られる状況は日々続いています。トランプ関税については、八王子市とも連携し、既にその影響を受けている、又は今後受けそうな企業について、4月より当所中小企業相談所内に特別窓口を設けておりますので、是非ご相談いただければと思います。
さて、当所では、八王子市が今年度実施する中小企業向けの施策について、複数のテーマで事業委託を受け、連携して進めています。
一つ目は、電気・ガス料金の高騰に苦慮する事業者支援金の申請窓口業務です。一定割合以上の電気ガス料金を払っている方で営業利益が赤字などの要件に該当する方には、10万円を上限に支援金をお渡しするという施策で、5月7日より申請受付を開始いたしました。せっかくの支援金ですので、是非多くの皆様に活用いただきたく、現在会報やダイレクトメール、フリーペーパーなどを通じて周知を図っているところです。
二つ目は、八王子市のデジタル地域通貨アプリ「桑都ペイ」を活用した店舗キャンペーンを実施するにあたり、協力店の募集やポスター制作などをお手伝いしております。「桑都ペイ」が使える店舗は市内で1100店以上ありますが、来店ポイントや抽選ポイントなどをイベント期間中に付与して、お店で使っていただこうというものです。福祉予算で、子育て世帯へのポイント付与も同時期にあるようですので、その効果も合わせて期待できそうです。
そして三つ目は、昨年度も実施した「企業立地」を促進するための情報収集事業です。他市への企業流出を防ぐため、工場の拡張や新増設を予定する企業情報を事前に掌握し、一方で事業用地情報も収集整理を進め、最終的にマッチングができたらと考えています。市内の土地利用については、産業振興という観点から、これまでも八王子市に見直しいただくよう要望しておりますが、昨年の企業ヒアリングからも、その必要性は痛切に感じております。
このような事業を八王子市から任せていただけるのも、地域商工業者の総合窓口として、当所を信頼いただいているということであり、市民や事業者の負託と期待にお応えするため、これからも責任を持って業務に取り組んで参ります。

