会頭メッセージ

『新年度の始まりにあたって』~樫﨑会頭からのメッセージ Vol.54

4月に入り、ようやく春本番を迎える中、今一つ気持ちが晴れやかになれないのは、海外情勢や国内の政局の不安定さ、また長期化する物価高や人材難に苦しむ中小企業の課題が中々解消に向かないことへの苛立ちからなのでしょうか。いかなる状況下においても、企業の大小を問わず、たゆまぬ経営努力は必要ではありますが、経済と表裏一体をなす政治の役割はそれ以上に大きいものと考えます。特に「2020年代に最低賃金1500円」を目指す政府方針はあまりにも性急に過ぎ、日本商工会議所の調査では、7割が「対応不可能・困難」と回答し、地方や小規模事業者では2割が「廃業・休業を検討する」という結果も出ています。今後この傾向は一層強まることが予想されており、もし当政策を進めるならば、地域社会を支える中小企業が衰退しないよう、政府には相応の支援策をセットで講じて欲しいと思います。

さて、当会議所では3月総会が終わり、令和7年度の事業計画・収支予算を承認いただきました。中小企業の経営支援を基本として、今期も重点テーマを中心に各事業を展開して参ります。
特に商工会議所の基盤を支える会員増強につきましては、昨年度役員議員が約180社、会員の皆様から90社もの事業所をご紹介いただくことができました。入会者数で見ますと、1年で500社以上の方が入会いただいたことになり、改めて皆様のご協力に感謝申し上げる次第です。廃業等の退会もあり、年度内5000会員達成はなりませんでしたが、仲間を増やし組織力を高めることは、それぞれの企業の発展、地域経済活性化に繋がるものと考えておりますので、引き続きご紹介方をお願いいたします。

また、DX・GXの推進についても、人件費や設備投資の原資を確保するための必要な取り組みとして、国や行政、金融機関、関係団体とも連携し、セミナーや個別相談を通してきめ細かな支援を行うと共に、ビジネスパートナー発掘に資する会員交流事業、「八王子桑都千景」の成果を活かした中心市街地活性化、観光事業を検討して参ります。
更に会員サービスの拡充として、会議所の保険制度「業務災害補償」への新特約追加や、デジタルサイネージ協賛企業へのPR強化も趣向を凝らしながら進める予定です。
今年度も歩みを止めることなく、全力で会員の皆様を支え、地域経済活性化のために邁進して参る所存ですので、ご支援ご協力を宜しくお願いいたします。

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