去る３月26日の議員総会にて令和６年度の事業計画と収支予算が承認され、創立１３０周年を迎える本年事業がいよいよスタートいたしました。
　その中の記念事業の一つとして、この度「トイレ大賞」をやってみようということになり検討を進めていくことといたしました。「トイレ大賞」なんて少し唐突な印象を受けられる方もいるかと思いますが、個人的にはかねてより実施してみたいテーマでありました。

当会議所では、行政とも連携し中心市街地活性化に取り組んでおりますが、地方に伺うと、無電柱化や景観の統一性など、中心部が大変綺麗に整備されている都市があります。我がまち八王子も、「ＭＩＣＥ都市」として他市から多くの皆様を受け入れるにあたっては、「美しい街・八王子」を目指す必要があると考えております。

そうした中、令和３年10月、公共の休憩所として、中町に「まちなか休憩所・八王子宿」が整備されましたが、来街者が快適に、安心して中心市街地を歩いていただくためには、公衆トイレがまだまだ足らないと思っています。昨年４年振りに開催された八王子祭りには、３日間で85万人の方々が来場されたそうですが、来場者が一番困ったことは「トイレ」だったそうです。そうした問題を解決するためにも、公衆トイレの必要性はもっとあると考えますが、場所、費用、維持管理の問題などがあり、行政としては簡単に整備できるものではないのかもしれません。しかし「まちなか休憩所」ほどの規模ではなくても、コインパーク数台分のスペースがあれば十分可能だと思いますし、近隣住民の皆様方にもご協力をいただければ、維持管理にそれほどのコストを掛けなくてもある程度実現できるのではないかと思っています。

この度、商工会議所として、市内のお店や事務所の「美しいトイレ」を表彰する「トイレ大賞」を実施することで、トイレに対する市民の皆様の関心や意識を集め、ひいては公衆トイレ整備の機運醸成に多少なりとも繋がればと願っております。

これから内部の専門委員会にて具体的な実施計画を検討して参りますので、是非当主旨をご理解いただき、募集開始のあかつきには積極的にご参加いただければ幸いです。