会頭メッセージ

『4年振りの八王子まつり』~樫﨑会頭からのメッセージ Vol.33

7月に入り、いよいよ夏本番を迎えようとしております。今年の夏の話題は、何といっても4年振りとなる「八王子まつり」の開催でしょう。主催となる「八王子まつり実行委員会」の皆様を始め、まつりを盛り上げる山車や神輿、太鼓や民謡流し、夜店などの関係者や出演者、そして八王子市民の思いが沢山つまった久しぶりのお祭りです。長引くコロナ禍で昨年は直前で中止となりましたが、今年は8月4・5・6日の3日間予定されております。

「八王子まつり」は、1961年に富士森公園で行われた「3万人の夕涼み」という市民祭が始まりでした。その後会場を甲州街道へと移し、八幡・八雲神社の祭礼(下の祭り)、多賀神社の祭礼(上の祭り)として江戸時代から継承されてきた「山車まつり」と融合して以来、華やかな山車や神輿が街道を行き交う「関東屈指のまつり」として、市内外から80万人もの人を集める当市の一大イベントとなりました。

こうした伝統行事は、長く間が空いてしまうと、段取りや作法、技術などの引き継ぎが難しくなって参ります。中にはその間に一線を退いてしまう先輩方も出てくるでしょう。コロナ禍は一服しておりますが、当市独自の伝統文化の継続に関しては、地域活性化を使命とする当会議所として出来うる限りのことを精一杯努力して参りたいと思います。

その一環として、この度のお祭りの再開を盛り上げるべく、7月の「八王子が一番TV」(本号13頁参照)では「八王子まつり」の特別番組を制作しました。インタビューでは、「八王子まつり実行委員会」の新たな委員長となった尾川朋治委員長、華やかで見応えある「山車部会」の瀬沼明部会長、祭りには欠かせない「神輿部会」の荒井幸男部会長、そして陣頭指揮をとる八王子まつり会長・石森孝志八王子市長にもご出演いただき、お祭りへの思いを熱く語っていただきました。日頃カメラの前に立つ機会の少ない方々かもしれませんが、今回のテレビ制作に当たっては、これだけの規模のイベントを準備されるご苦労はいかばかりかと、かねてから是非ご紹介したいと思っておりまして、この度主旨をご説明したところ、皆様快く引き受けていただきました。

当番組でこれまでと違った「八王子まつりの魅力」を見つけていただき、本番当日を迎えていただければ幸いです。

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