11月1日の臨時議員総会において、当会議所の会頭職を拝命し2期目を迎えることとなりました。この3年間、地域商工業発展の為、会員の皆様の為に何をしなければならないのか、その使命と役割を私なりに考え任に当たって参りました。議員の皆様から引き続き再任いただきましたことに、改めて身の引き締まる思いです。
振り返れば、会頭就任直後から新型コロナの感染拡大が始まり、従来の活動が大幅に制限を受ける中でのスタートとなりましたが、真っ先に行いましたことは、外出制限等で大きな影響を受けている会員企業に、国や行政の支援金の申請や融資など事業継続の為のお手伝いに全力で取り組みました。また少しでも早くワクチン接種を受けたいとの事業者の声を受け、全国の商工会議所の中でも一早く「職域接種」を実施いたしました。
こうしたコロナへの対応と合わせて、私はいくつか重点テーマを掲げ推進して参りました。財政基盤と組織力強化に向けた会員増強については、役員議員並びに会員の皆様にもご協力をいただき、就任以降現在までに620社の純増となりました。
また「広報」については、当会報誌やローカルテレビ番組を刷新し、屋上看板をLED化し、会員や市民への情報発信に努めました。人材確保の問題については、WEBでのマッチングサイト「シニアの力」を開設し、人材不足解消の一助としての運用を開始しました。
そして「デジタル化の推進」については、事務局業務のデジタル化、会員向けの啓発活動など少しずつですが進捗させております。
まちづくりや会員交流については、コロナ禍であっても、中心市街地の賑わいを創出するべく「日本遺産」の文化財と会議所事業をPRする「わくわくフェア」の開催や、会員全体を対象とした会議所バスツアーやゴルフ、老舗企業同士の情報交換の場「八王子100年企業のれん会」の発足など、まちの活性化や会員同士の接点づくりを停滞させることなく実行して参りました。
以上がこれまでの活動の概略ですが、当会議所も令和6年8月には創立130周年を迎えます。心新たに、今後も地域の企業の皆様にとって必要不可欠な組織として認めていただけるよう、時流にあった会員サービスの提供に心新たに努めて参る所存です。引き続き会員各位のご支援ご協力を宜しくお願い申し上げます。