コロナ感染拡大も第7波の収束が中々見通せない中、実際に感染した方や濃厚接触のため出社できない方などが私たちの身近な会社でも発生しており、業務に支障を来していると伺うことが多くなりました。回復の兆しが見えつつあった市内の飲食店の客足は再び遠のき、店を閉めざるをえない状況に追い込まれているところも散見されます。地域経済団体として何かできることはないものかと焦り、もどかしさを感じることもございますが、会議所としては立ち止まることなく、常に八王子の活性化に向けた活動を粛々と進めて参ります。
先日の臨時議員総会では、今年3年に一度の役員改選にあたり、会議所として推薦する3号議員、部会推薦による2号議員が決定し、62名の1号議員選挙を残すのみとなりました。11月には、新議員120名による新体制での活動がスタートいたします。どのような体制になろうとも、商工会議所に与えられた使命である「地域商工業の改善発達」に向けて、一丁目一番地である中小・小規模事業者への支援を柱に、地域活性化やまちづくりの推進を行政と一体となって進めていかなければならないと考えております。
お蔭をもちまして会員増強運動も順調に推移しておりますが、これまで商工会議所をご存知なかった皆様をお迎えするため、一方で「メリットがない」と退会される方に再考いただくため、更には一度退会された方に改めてご期待いただき再入会いただくためにも、きめ細かな会員サービスの充実を日々図っていかなければなりません。
既にご案内の通り、人材不足解消に向けたシニア人材マッチングサイト「シニアのちからin Hachioji」がいよいよ開設しました。これは会員限定のサービス事業です。また、会員相互の新たな接点作り、交流の場としての郡内地域へのバスツアーや、初めての試みとなる全会員を対象としたゴルフ大会などもその一つです。
会員の皆様が会議所に求めているものは一様ではないと思っております。業種・業態や企業規模などによっても様々でしょう。どのような企業であっても会議所との接点を保ち続けていただくため、我々は常に皆様と向き合い、声を伺い、きめ細かく活動に反映させていく必要があると考えております。
いつも身近に感じていただき、いつまでも期待を持ち続けていただける組織を目指して、残りの任期を全力で全うして参ります。