６月に入り、これから梅雨本番を迎えるわけですが、皆様の企業経営は常に「晴れの日」でありますよう、当会議所として日々ご支援に努めて参ります。

　今月下旬は総会を控えており、ただ今令和３年度事業の総括を行っているところですが、会議所活動の「一丁目一番地」でもあります「経営相談」につきましては、前年比７％の「相談件数」の増加となりました。コロナ前の「令和元年度」と比較しますと、67％の増加となっていて、依然高い水準で推移しております。相談内容は、補助金や支援金の申請、融資、経営戦略、創業、事業承継など、コロナによる影響や企業の業種・規模などよって様々な内容がございますが、中小企業相談所の経営指導員を窓口に、常駐する専門コーディネーター、「ビジネスお助け隊」や関連する専門家の皆様との連携を通じて、引き続ききめ細かく対応して参ります。特に会員増強運動の期間中に新たに加入いただいた皆様には、是非お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

　さて、屋上看板のＬＥＤ化につきましては、７月のスタートに向けて順調に工事が進捗しております。お蔭様で先着３０社の広告枠は直ぐに一杯となりました。周辺地域も含め最大級のデジタルサイネージですので、協賛いただいた会員の皆様のＰＲに少しでも貢献できれば幸いです。また、今月号でもお知らせの通り、全会員を対象とした「会員ゴルフ大会」を会員サービス委員会にて計画しております。ゴルフという共通のスポーツを通じて、一日同じ時間を共有することで、「新春の集い」とはまた違った交流の場になるかと思います。是非楽しみにしていただければと存じます。

　この時期は各組織団体の総会シーズンということもあって、様々な会合にお誘いいただいており、中には過去自分が所属したり設立に関わった団体もあります。どのような組織団体にも、それぞれ設立当初の趣旨目的があり、年月と共に世代交代が行われ、構成員が変わる中では、それも変化することがあるかもしれません。組織を正しく運営する為、また組織をより強固にしていく為にも、その時代における組織団体の趣旨目的を定期的にチェックし、構成員の皆で共有する必要があるように感じます。

　商工会議所も１２８年の歴史が既に経過しております。今この時代に、「商工会議所という組織が存在する目的と役割は何なのか」には常に意識を巡らせ、役員議員並びに職員一同でそれを共有し、今後も任務に当たって参りたいと思います。