会頭メッセージ

『時流に乗った活動を』~樫﨑会頭からのメッセージ Vol.19

令和3年もいよいよ最終月を迎えました。コロナ感染者数は落ち着いており、過去最大規模の経済対策が政府から打ち出されておりますが、各企業では未だ忘新年会を控える雰囲気もあり、飲食店やその関連業種は依然厳しい状況が続いています。事業継続の為に、引き続き会議所として出来る限りのご支援をさせていただきます。 今年一年を振り返りますと、「時流に乗ることの大切さ」を改めて感じる一年となりました。その象徴は、夏に実施した「職域接種」です。接種のスピードを上げたい国の方針と、「一刻も早く接種したい」企業のニーズを感じた当会議所は、一早くエントリーを行いました。結果、3,000名分のワクチン提供をいただき、本人の意思で接種を希望しなかった10名を除く2,990名に実質的な100%接種を実施することが出来ました。多くの皆様に感謝いただき、会員メリットを感じてもらえる事業となりました。「職域接種」は、これまでの相談業務とは全く違うゼロからの仕事でしたが、コロナ禍で会議所に求められた企業の切実なニーズがありました。「職域接種」については、現在春の「3回目実施」に向けて準備を進めているところです。

また、コロナ禍では中小企業向けの補助金や給付金が次々と予算化されました。会議所でも多くの会員企業の申請相談に対応しました。広報を刷新し、積極的な周知活動を行いました。「地域中小企業のコロナ対策窓口」として、国や行政の期待にしっかりお応えできるよう、人員を増強し窓口を広げました。萩生田経済産業大臣からは、今後の補助金において会議所会員であれば手続きの一部省略を検討する旨の話もあり、益々会員メリットは高まるものと考えております。

そうした活動に職員あげて注力した結果、お蔭様で先月4,000会員を達成いたしました。「会員増強」に協力いただいた役員議員の皆様と職員の努力と合わせて、「時流に乗った活動」を意識し、素早くそれに取り組んだことを地域の皆様に評価いただけたのではないかと考えております。
「時流」を意識した活動としては、今年度の事業計画でもある「デジタル化の推進」や中小企業の人材不足解消に資する「人材登録バンク」マッチングサイトの構築についても、担当副会頭を置き着実に進めて参ります。
まちづくりでは、来年秋には「中町Aプロジェクト」や「東京たま未来メッセ(都立多摩産業交流センター)」がオープンします。今年の「わくわくフェア」でご披露した高尾山を中心とする「日本遺産」を絡めた観光振興がいよいよ本格化します。

来年もアンテナを高く掲げ、常に時流を意識した活動をスピード感を持って実行して参ります。引き続き、会員の皆様のご支援、ご協力を宜しくお願いいたします。(了)

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