会頭メッセージ

『人の心を感じるプロジェクト』~樫﨑会頭からのメッセージ Vol.15

梅雨が明け、いよいよ夏本番の猛暑が続く中、「緊急事態宣言」が東京オリンピックとお盆を跨ぐ8月22日まで発出され、一部の業種では依然として厳しい経済活動を強いられています。

そうした中、当会議所では7月7日より16日までの10日間に渡る第1回目の「職域接種」を実施し、国からお預かりした3000名分のワクチンを1本も無駄にすることなく、無事100%接種することが出来ました。
この度の「職域接種」にあたっては、決定当初から全面協力をいただいた八王子市を始め、問診・接種を担当いただいた仁和会総合病院、東京医科大学八王子医療センター、運営スタッフを派遣いただいた日本工学院八王子専門学校、日本政策金融公庫、そして暑い中駐車場整理を担当いただいた八王子YEG(会議所青年部)、建設部会青年部会メンバーの皆様に、まずは厚く御礼申し上げます。

また、参加いただいた会員企業の中で、特に「接種希望者」への連絡調整やとりまとめを行っていただいたご担当者の皆様には、「WEB予約システム」に特化した手続きでのご協力に改めて感謝申し上げます。

運営者側、そして接種される会員の皆様、関係する全ての皆様のご理解とご協力をもってしなければ、この3000名のワクチンを余すことなく接種するということは達成できなかったと考えております。お蔭様で、新聞や地域情報誌、民放テレビにも取り上げていただき、多くの方に関心を持っていただくことができました。国への申請から1か月にも満たない中での慌ただしい準備期間でしたが、「職域接種」を検討している商工会議所の中では全国3番目の早さで開始することが出来ました。

私は10日間の接種期間常駐し、状況をつぶさに見させていただきました。体調不良を感じる方や、妊産婦の方が予診の段階で医師と接種の可能性を相談している姿を拝見し、正に「人命」に関わる重要な仕事をしているのだと身の引き締まる思いでした。来場される方への気配りやサービス、当日キャンセルへの対応など、通常業務を行いながらも全職員が一丸となってこの事業に向き合っている姿に、正しくこの事業は“人の心を感じるプロジェクト”だと、心打たれるものがありました。

これまでの商工会議所の仕事では経験しえない、全く趣の異なる仕事ですが、接種を受けた皆様から感謝の言葉を伺っておりますと、これも新しい会議所の役割、使命の一つなのだと実感いたします。
今後、8月4日から第2回目接種が控えているわけですが、貴重なワクチンを無駄にすることのないよう、気持ちを新たにこの職務を全うする所存です。(了)

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