会頭メッセージ

樫﨑会頭からのメッセージ Vol.1

樫﨑会頭

令和元年11月、当商工会議所では三年に一度の役員改選が行われ、この度、会頭に選任いただきました樫崎です。設立125年を迎える歴史ある地域経済団体のリーダーとして、改めて身の引き締まる思いです。

さて、ここ数年の異常気象では全国各地が災害に見舞われ、特に昨年、関東地方に相次いで上陸した台風15号、19号により、甚大な被害が発生しました。八王子管内でも観光シーズンを迎えた高尾地区での河川の氾濫による浸水や交通インフラの遮断による流通への影響等、改めて、地震も含めた自然災害対策の重要性について再認識させられる一年でした。

一方で、米中貿易摩擦による不安定な海外経済情勢や、国内での消費税増税、最低賃金の上昇、「働き方改革」の推進など、中小企業を取り巻く経営環境は大きな変化にさらされた年でもありました。

そうした中、上部団体である日本商工会議所では、「事業承継税制の抜本拡充」「外国人在留資格の創設」「働き方改革関連法の中小企業の施行時期の延期」「小規模支援法の改正による経営支援の強化」等を提言し、更に「最低賃金のあるべき姿」「大企業と中小企業の新しい共存関係の提案」など、中小企業の経営課題解決に向けた活動を行って参りましたが、本年は、各企業の「生産性」の更なる向上、事業承継対策、創業・第二創業支援を軸とした「中小企業の活力強化」、また観光振興や地域資源の活用を積極的に促すことによる「地方創生の加速」を指針に掲げ、三期目を迎える三村会頭体制がスタートいたしました。

当会議所においても上記方針を踏まえた上で、私はこの度の会頭就任にあたり、田辺前会頭が心血を注いで推進してきました「中心市街地活性化」や「まちづくり」に関する事業については引き続き踏襲すると共に、全国515か所ある商工会議所共通の存在意義である「地区内商工業の総合的な改善発展」と「社会一般の福祉の増進」という原点に今一度立ち返り、3つの事業の柱を掲げました。

一つ目は、組織の基盤を支える「会員の増強」です。現在、当会議所には3,700社を超える企業に登録いただいていますが、市内の全企業数から見ればまだまだ低い組織率です。地域を代表する経済団体としての存在感を高め、また中小企業施策を的確にお伝えし、会員のメリットを相互に実感いただくためには、更に多くの皆様に参画いただき、連携することが不可欠だと考えています。役員・議員、職員一体となり、 まずは4,000会員を目指して努力いたします。

次に、「人材不足」については、全業種に共通する経営課題として認識しています。慢性的な労働力不足と高齢化、若年層の減少等、企業活動の源泉とも言うべき「人」を継続的に確保することは喫緊の課題です。とりわけ「大企業」に偏在している有能な人材、中でも定年後は故郷で仕事をしようと考えている方々を対象に、地域にある中小企業を予めご紹介し、退職後スムーズに仕事が続けられる仕組みが作れないか、ハローワークと連携しながら検討を進めていきます。また、多くの大学を有する八王子にあって、市内企業への就職率が低いという現実にも何らかの対策が必要です。

三つ目は、中小企業向けの「補助金」をいかに皆様に活用いただくかという点です。国や自治体には、実に多くの補助金がありますが、どれだけの中小企業がその恩恵を享受できているでしょうか。実務で多忙な小規模事業者にとっては、そもそも補助金の情報自体を得ることが難しく、また数多くの補助金から自社にあったものを選択し、煩雑な申請書を作成することは非常に困難です。自省を含め、商工会議所として、もっと皆様に分かり易く、タイムリーに情報をお伝えする方法はないか検討したいと考えています。

以上、3つのテーマを重点項目として、今年一年、スピード感を持って取り組んで参ります。

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