病院も病気になったら行く場所ではなく、自然と人が集まる場所になるべきと、新設された病棟は、「考える医療」を詰め込んだ全く新しい病院でした。ヨーロッパの街並みを思わせる外観や敷地内の風景、牛や羊の飼育広場や農園、今後は市民が訪れることができるレストランや宿泊施設も併設される予定だそうです。現在、温泉棟には温泉が引かれ、入浴を楽しむだけではなく、ゆっくりとくつろげるソファや飲食スペースもあります。患者さんが院内外を移動することでモチベーションを高め、リハビリに活用、そしてここにある全てのものは最新鋭のIOTシステムにより管理され、セキュリティには顔認証システムを採用、病院運営や臨床場面にもIOTによる業務の適正化、効率化が図られていました。参加者一同は全てに驚きを隠せませんでした。病院とは思えない、ホテル、いやホテル以上のリラクゼーションの施設、非日常の世界がそこにありました。