去る5月29日、「浅川・館・横山地区」にて事業を行う会員事業所を対象に、理工系エンジニアの教育機関として、昨今は「ロボットコンテスト全国大会」でも実績のある「東京工業高等専門学校(東京高専)」、また現在京王線・狭間駅前にて建設中の新市民体育館の施設見学会を開催しました。
東京高専の見学では、機械工作の実技や受託加工の請負、また全国の高専としても珍しい「鋳造設備」を備える「ものづくり教育センター」、自立移動ロボットや加増処理研究を行っている青木・多羅尾両研究室、電界技術を用いた殺菌・消臭の北折研究室を見学、学生から現在の研究テーマや課題をお伺いしました。
斉藤副校長は「これからは、社会課題解決ニーズに沿った研究のできる学生が必要」と述べ、「教育機関として殻に閉じこもるのではなく、地域社会と連携していかなければ」と地域企業や住民との連携の必要性を語ります。
今後、地域中小企業の未来を支える貴重な人材として、少しでも多くの高専卒業生が八王子で活躍できるよう、当会議所としても積極的に企業との接点作りを進めていきます。
その後、狭間駅前に移動し、7月に竣工予定の新市民体育館の建設現場へ。監督管理を行う大成建設の担当所長より、メインアリーナとサブアリーナ、地下駐車場等を順次案内いただき、施設の概要と今後のスケジュールについて説明がありました。
施設は、建築面積9800㎡、延床面積23000㎡の地上4階建てです。メインアリーナ3000㎡(観客席2100席)、サブアリーナ2200㎡(観客席700席)。駐車場150台の他「運動広場」も備え、臨時駐車場として200台収納可能とのこと。
残り2カ月、工事も終盤に差し掛かっており、市民のスポーツ・レクリエーション活動を支える全国大会も開催可能な集客拠点として、地元企業の期待も高まっています。こうした地域交流会は、地域情報の提供と会員交流事業として、今後も随時開催していきます。