毎日暑い日が続いておりますが、当会議所では、記念式典や記念旅行、トイレ大賞など周年事業の準備を鋭意進めているところです。
そうした折、7月22日に東京都から嬉しい通知が届きました。
八王子市、八王子市まちづくり公社、まちづくりに関する諸団体で構成する「八王子市中心市街地活性化協議会」の中心メンバーにて申請しておりました、東京都の「令和6年度江戸情緒あふれる景観創出事業」に八王子の提案を採択し、指定地域として認定した旨のお知らせでした。
ご承知の通り、八王子市は令和2年に、木遣り、八王子車人形、八王子芸妓衆、八王子まつりなど30の構成文化財による高尾山を中心とした歴史文化の物語が、都内で初めて「日本遺産」として国の認定を受けました。
合わせて、その伝統文化の発信拠点として、一昨年「桑都テラス」が花街中町にオープンしています。
また、当会議所で立ち上げた「八王子100年企業のれん会」には、100社近くの創業100年企業が名を連ねており、創業時の商売を現在も継続している企業が大半を占めています。
こうした八王子独自の地域特性を活かした活性化施策は、当会議所としても重点テーマに掲げ、中心市街地を舞台に取り組んで参りましたが、今回の採択で東京都から多額の事業費を支援いただけることになり、「八王子桑都千景」というプロジェクトの中で様々な企画やイベントの実施が可能となりました。採択に至るまでには、当事業を紹介いただいた伊藤祥広都議や八王子市拠点整備部の担当職員の方には多大なご尽力をいただき、心から感謝申し上げる次第です。
具体的な事業のイメージについては、当会報8・9頁に渡りご紹介させていただいておりますが、当事業の主旨にある「景観創出」の名の通り、のれんや提灯、簾などで中心市街地にある店舗装飾を行なったり、花街のライトアップ等を行い江戸文化の風情を感じられる街並みを創出したり、イベントや情報発信を通じて地域のイメージとして定着させていくことが事業の目的となります。
今後、当プロジェクトの専門協議会を設け、来年3月末までに各事業を展開して参りますので、関係機関の皆様のご理解とご協力を是非お願い申し上げます。