7月に入り、いよいよ本格的な夏がやって参ります。八王子の夏と言えば、富士森公園を会場に3500発の打ち上げ花火が夜空を彩る「八王子花火大会」、そして昨年4年ぶりの開催で85万人の観客で賑わいました「八王子まつり」を真っ先に思い浮べる方は多いかと思います。
当会議所のCATV番組「八王子が一番TV」では、7月のテーマとして、「八王子まつりの魅力」を再発見いただこうということで制作いたしました。昭和36年に「3万人の夕涼み」として行われた「市民祭」としての始まりから、「山車の祭り」と呼ばれるようになった現在までの歴史、またお祭りを盛り上げる「お囃子」にスポットをあて、その流派や演奏の仕方などについてご紹介しております。
ゲストスピーカーには、八王子の歴史や文化に大変造詣が深い八王子地域社会研究会の佐藤広氏(元八王子市郷土資料館館長)を、またお囃子については、八王子周辺の20を超える祭囃子の団体で構成する「八王子祭囃子連合会」から大久保明彦副会長にご出演いただき、より深くお祭りを楽しんでいただくための知識や情報についてお伝えしておりますので、お祭りが始まるまでに是非一度ご覧ください。
また、今年のお祭りでは、昨年来場者からご要望の多かったトイレの問題について「エコス大横店」の駐車場や西武信用金庫八王子支店の駐車場に新設し、招待客をもてなす交流の場「本陣」は八王子エルシィ1階に、そして物販を含めた案内所を「夢五房」(横山町)の1室に設けるなど、民間企業の皆様のご協力を得て拡充されると伺っております。
多くの皆様に長い時間お祭りを楽しんでいただくためにも、飲食で出されるごみの問題を含めた環境整備については、来場者へのおもてなしとして出来る限りの配慮がなされるべきだと考えます。これは中心市街地に限ったことではなく、広い市域の各地で様々な文化的、歴史的行事が催されており、同様の問題を抱えていると思っております。
そのためには、誰もが使える公衆トイレを更に整備する必要があり、130周年記念事業として実施中の「八王子トイレ大賞」は、正に行政による公衆トイレの整備促進に向けた気運を高めていくことを事業の目的としております。
今月号の会報に「トイレ大賞」のチラシを同封しておりますので、是非多くの方に関心を持っていただきご推薦いただければ幸いです。