会頭メッセージ

『年頭所感』~樫﨑会頭からのメッセージ Vol.39

令和6年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。

さて、昨年は新型コロナの感染症法上の位置づけの変更後、全国でイベントやお祭りが再開されました。当市においても夏には「八王子まつり」が4年振りに実施されたほか、八王子の日本遺産を街なかでお披露目する「わくわくフェア」、多摩地域の伝統文化を「桑都テラス」で紹介する「多摩の伝統芸能まつり」、歴史的繋がりの深い山梨県郡内地域の皆様に八王子の名所をご案内する「八王子満喫ツアー」、食の祭典「フードフェスティバル」などを10月に集中開催いたしました。
合わせて、八王子市では全国の日本遺産が八王子に集結する「日本遺産フェスティバル」を、また私個人が会長を務める「八王子を盛り上げる会」主催により、多数の地元企業にも協賛いただき開催した、八王子出身の「ヒロミ」さんを中心に集まったアーティストや芸能人による「八王子会」を応援する「八王子魂 Festival&Carnival2023」など、どのイベントも天候に恵まれ、想像以上の賑わいに感慨もひとしおでした。コロナ禍で委縮した地域への「人流の促進」を目指して取り組んできた当会議所の役割は、一定程度果たせたのではと自負しております。

一方で、原材料・エネルギー価格の高騰や人手不足、「ゼロゼロ融資」の返済開始に伴う資金繰り、インボイス制度や電子帳簿保存法など、中小企業が喫緊に対応を迫られているテーマは山積しています。インボイス制度に関しては、この2年間でセミナーや個別相談に約500社が参加し、今だ相談対応は継続しています。また今年は時間外労働の上限規制が強化される「2024年問題」により、特に建設業や運送業の皆様にとっては納期やコスト、人材面において新たな課題が顕在化すると思われます。

本年、当会議所は創立130周年を迎えますが、これまで長きに渡り地域の皆様に支えていただいたことへのご恩、その期待と信頼を裏切ることのないよう、中小企業の諸問題解決の窓口である中小企業相談所を「一丁目一番地」として、会員の皆様に寄り添ったご支援を着実に行うと共に、八王子の賑わい創出に向けた中心市街地活性化事業への取り組みに邁進する所存ですので、引き続き皆様のご支援とご協力を宜しくお願いいたします。

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