長く暑かった日々も一段落し、ようやく秋めいて参りました。過ごしやすい秋はイベントの季節でもあり、先般開催した第２回会員ゴルフ大会を始め、各部会や地区でも会員同士の交流を深める企画が多く実施されておりますので、是非お気軽にご参加いただければ幸いです。

さて、10月号会報にも掲載の通り、今月は中心市街地の人流促進に向けたイベントを順次実施して参りますが、八王子市では「第２期八王子市中心市街地活性化基本計画」が４月よりスタートしています。国の認定をいただいた第１期（平成30年～令和５年の５か年計画）では、マルベリーブリッジ西側延伸やユーロードの歩行空間の整備、「まちなか休憩所」や「桑都テラス」の開設など主にハード面での事業が中心でした。第２期の計画においては、そこで整備された施設や八王子駅南口に建設中の「集いの拠点」、また明神町の「東京たま未来メッセ」など集客拠点の来場者をまちに回遊させ、観光や飲食など消費行動を促進させる仕掛けづくり、ＭＩＣＥやおもてなしなどを意識したソフト事業を進めていくこととなります。

そうした基本計画の推進に向けた各事業の調整や計画に対する意見具申を行うなど、行政と共にまちづくりを総合的に推進する機関として存在するのが「中心市街地活性化協議会」です。当会議所と一般財団法人まちづくり公社、八王子市が幹事となり、商業者、交通事業者、道路・交通管理者、警察署、地域住民、信用金庫、公益社団法人八王子観光コンベンション協会といった関係者で協議会が構成されます。第２期のスタートからやや時間が経過をしておりますが、近日、第２期協議会の設置に向け鋭意準備を進めております。中心市街地活性化は、市民や事業者は元より、そこに関わる全ての関係機関の皆様との連携、合議が重要になるかと思っております。そのためにも情報の共有という点については特に意識して参りたいと思います。

八王子のまちが更に多くの人々で賑わい、地域の事業者の皆様にあまねくその恩恵が広がりますよう、引き続き努力して参ります。