9月も中旬に入り未だ残暑厳しい折ではありますが、新型コロナの5類引き下げ以降、日本各地でイベントや祭りが再開され、どこも数年振りの開催に大勢の来場者で賑わっているようです。4年振りということもあって、3日間で約85万人が訪れたと言われている今年の「八王子まつり」ですが、八王子の持つ力、ポテンシャルを大いに感じさせる祭りとなりました。これから本格的なイベントシーズンを迎えるにあたり、コロナで停滞していた町の賑わいを取り戻し、地域経済の活性化に一層の弾みをつけるべく、当会議所も様々な事業を予定しております。
今月26日の「第2回会員交流ゴルフコンペ」は、お蔭様で参加者はほぼ定員に達しました。参加される皆様には、終了後のパーティを含め一日かけて会員同士の交流や情報交換を深めていただき、ビジネスに活かしていただければ幸いです。
その後、中心市街地で開催する10月21日「わくわくフェア」、22日「多摩の伝統芸能まつり」では、高尾山薬王院による護摩祈祷や八王子車人形、八王子芸妓、木遣りなど「日本遺産」構成文化財のお披露目はもちろん、22日は他の多摩地域の伝統芸能として、東京都指定無形民俗文化財に指定されているあきる野市の「菅生歌舞伎」、町田市の中相原囃子連の皆様に参加いただけることが決定し、他地域も交渉中です。26日には山梨県郡内地域から高尾山の護摩祈祷や桑都テラスなどをご覧いただく「八王子満喫ツアー」の受け入れや、28・29日に開催する八王子の様々な食材や食文化を西放射線ユーロードで展開する「八王子フードフェスティバル」など、市内外の方を中心市街地に誘客するイベントを切れ目なく開催します。
桑都テラスや東京たま未来メッセなどのハード整備事業が昨年一段落し、令和8年度は八王子駅南口の医療刑務所跡地に建設中の「集いの拠点」が供用開始となり、駅周辺の集客施設が整って参ります。そうした拠点同士を線で繋ぎ、回遊性を高めながら、相乗効果により更なる活性化を目指すソフト事業を実行に移す番となります。今後も引き続きまちづくりに携わる関係機関が総力を挙げて知恵を出し合いながら、皆で盛り上げていければと考えております。