田辺会頭より

Vol.49 『八王子の将来に民の力を』

例年通り5・6月は各種業界、団体の総会シーズンです。今年も多くの総会・懇親会にお招きを受け、出席をしています。

東日本大震災から1年余を経過し、日本経済も大分落ち着いてはきましたが、依然として内外に大きな課題を抱え、先行きが不透明な状態が続いています。特にヨーロッパの財政危機の影響は大きく、円高や株安状態が景気に暗い影を落しています。

このような状況の中にあっても、各種業界、団体の皆様は本当に頑張っておられ、頼もしさを感じます。こうした皆様との懇談の中で、多くの方々から八王子のまちの将来を心配する声が数多く聞かれます。やはり昨年のそごう八王子店の撤退問題が影響しているのではないかと思います。

今後「駅ビルはどう活用されるのか」、さらには「八王子のまちづくりは本当に前進するのか」という疑問や不安の声が聞かれます。このことは、多くの方々が八王子の将来像を明確に描けないでいるからだと思います。

この八王子の将来が「分からない」という皆さんの不安な思いを、「いかに分かり易くするのか」が、ある意味で今の八王子の課題だと思います。

私は駅ビルを経営している会社の非常勤役員をしています。毎月開催される取締役会で、新しい駅ビルの考え方を極力オープンにし、駅ビルの完成後の全体像とその進捗状況について、市民への情報発信を積極的に行うべきであると主張し続けています。 

このことは、八王子のまちづくりについても言えることで、今年1月に就任された石森市長には、事あるごとに強くお話をしてきました。市長も十分にご理解の上、その都度大変柔軟に対応していただいています。こうした前向きな姿勢によってこそ、官民が一体となったまちづくりが可能になるものと期待をしています。

従って、民を代表する立場の商工会議所としても、これに応えられるよう一層の努力を求められるものと思います。ここで、最近の具体的な成果をご紹介しておきます。

八王子の玄関口となるJR八王子駅には、現在、インフォメーション機能を果たす「案内所」の施設がなく、かねてからの課題でありました。私は今回の駅ビルのリニューアルが良い機会と捉え、様々な働きかけをしてきました。

一方、市においても石森市長が努力をされ、お互いに連携をとりながら取り組んだ結果、施設の設置が可能となる状況が見えてきました。この成果は、多様な人的ルートを持ち、自由に動ける民間の我々を信頼していただいた結果であり、今後に向けて官民協働の一つの良い事例になるものと思います。

今後とも、視野の広い長期的な視点に立ち、多様な人材と自由な発想、そして積極的な行動力によって、まちづくりの課題を一つひとつ解決していきたいと考えています。

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