田辺会頭より

Vol.55 『平成24年を振り返って』

早や12月、平成24年も終わろうとしています。改めて月日が経つことの早さを実感しています。少し早いような気もいたしますが、この一年を振り返ってみたいと思います。

まず、政治の問題ですが、相も変らず決められない状態が続き、全てが停滞したまま袋小路に迷い込んだ状況にありました。しかし、土壇場で「社会保障と税の一体改革」法案の成立に踏み切り、消費税の増税へと舵を切りました。

結局、これが引き金となり解散に至りました。何も決められなかった政治も最後に自らの手で解散のカードを切り、混乱に終止符が打たれたことがせめてもの救いとなりました。国民にとっては不幸な政局であったと言わざるを得ません。

今月16日の衆議院議員選挙で新たに誕生する政権に対しては、経済の活性化をはじめとする日本の再生に向けて、力強いリーダーシップを発揮することを強く望みたいと思います。

経済もまた低迷が続いています。不安定なヨーロッパ経済や不確実なアメリカの動向、そして中国をはじめとする新興国の減速、さらには領土問題の影響など、日本を取りまく国際環境は厳しいものばかりでありました。しかし、日本経済低迷の最大の要因は政治にあったと思います。“円高デフレをなんとしても克服する”という切迫感も強い信念もなかったのではないでしょうか。

いずれにしましても、新しい政権には自らの身を削る努力も大切ですが、経済を成長させていくための大胆かつ有効な施策を期待したいと思います。厳しいことを申し上げましたが、政治への期待は諦めず持ち続けていかなければならないと考えています。

一方地元八王子では、多くの面で着実に前進した一年であったと言えると思います。主だった事柄を具体的に挙げれば、まず八王子のまちづくりにとって最後で最大のチャンスとなる「JR八王子駅と京王八王子駅の間の旭町・明神町エリアの一体整備」が東京都の「産業交流拠点」整備事業とともに動きだします。

11月中旬に、八王子市と八王子商工会議所が東京都に赴き、両者が一体となってまとめた「産業交流拠点」の整備提案書を提出し、理解をいただきました。

また、圏央道八王子西インターについても、現在はハーフインターとして中央道方面しか乗り降りができませんが、スマートインターによるフル機能化について、近い将来の実現に向けて準備が進んでいます。

さらに、八王子のもつ豊かな自然、長い歴史、誇れる伝統文化等多くの観光資源を産業として振興し、活用するために、本格的な取り組みを検討する観光産業振興会議がスタートしました。

こうした一連の動きは、いずれもこれからの八王子の地域経済の活性化に大きく寄与するものばかりです。政治が停滞をしていても、地域は地域の努力次第で確実に前進させることが出来るという確かな手応えを感じると同時に、自信を持つことが出来た一年だったと思います。

この一年の成果を踏まえて、来年こそいろいろな面から八王子のまちづくりが前進することを期待しています。

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