田辺会頭より

Vol.39 『駅ビルの新たな活用にむけて』

例年になく梅雨明けの早かった7月も終わり、いよいよ夏本番の8月の到来です。節電や放射能汚染などで、何かと心配ごとの多い、気持ちの上でも暑苦しい夏になりそうです。

そんな時、八王子にとっては街の将来を左右しかねない大きな問題が発生しております。新聞でも報道されましたので、すでにご承知かと思いますが、八王子そごうの撤退問題です。

この問題が明らかになって以来、八王子商工会議所では「八王子の顔の存続」を願い署名運動を展開してまいりました。多くの方々のご理解を得て9万6千人ものご賛同を得ることが出来ました。

しかし、7月15日にそごう・西武㈱の山下社長が商工会議所にお見えになりました。そして会社からの回答として、「存続を希望される多くの署名をいただき、大変申し訳ない思いですが、当初の方針通り来年の1月31日を持って閉店したい」との回答でありました。

そして山下社長は、八王子の皆様に八王子そごうが28年間大変可愛がっていただいたとして感謝の言葉を縷々述べておられました。それにしても大変に残念な結果となりました。

少し私事になりますが、この“そごう八王子店”の出退店につきましては、皮肉な巡り合わせとなりました。昭和58年、八王子駅ビルにそごうがオープンしましたが、そこまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。八王子商工会議所を二分し、行政も巻き込んで大きな問題になりました。

当時の会頭は私の父留次郎でありましたが、売り場面積の縮小が条件という声の多かった中で、八王子の将来を考え「計画された売り場面積を確保する」ことを条件に、会頭職を辞して決着を図った経緯があるからです。

そして28年が経ち、息子である私が会頭職の立場でそごうの撤退を見届けるという巡り合わせに、何とも言いようのない思いにかられています。そごう側もその経緯は十分承知しておりますので、会談はお互いに複雑な思いで終わりました。

撤退という結論が出ましたので、これからは八王子の顔である駅ビルをどう活用するかが大きな課題となります。家主さんであるJR東日本、駅ビル会社は当然具体的に検討しているでしょうが、八王子のまちとして、さらに市民の立場として、新たな駅ビルに生まれ変わるよう努力しようではありませんか。

今後とも、八王子市と密接に協力し合い、地元の総意をJR側に伝えて行きたいと思っています。是非皆様のご意見をお寄せください。

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