田辺会頭より

Vol.85『伝統文化、行事を守り継承する意義』

いよいよ本格的な夏の到来となりました。7月は梅雨独特のうっとうしい日が長く続きましたが、梅雨明けと同時に猛暑となりました。 

7月4日(土)、5日(日)には「八王子・夏の風物市(あさがお市)」が開催され今年も盛況でありましたが、今やそう表現するよりも、現在はすっかり定着し、夏の恒例イベントに成長しましたと申し上げた方が良いと思います。

 また、同じく7月4日には大谷町の大善寺に祀られている機守(はたがみ)神社の例祭が執り行われました。かつて、八王子は織物の街として永く栄えてきましたが、時代が変わった今もこの例祭が引き継がれ、八王子織物工業組合が中心となる奉賛会が毎年行っているものです。

今年も多くの来賓とともに私も出席をしました。私は今年の挨拶の中で、埼玉県の秩父を引き合いに出しお話をしました。独断かもしれませんが、NHKで放映されるニュース等でこの関東圏の中で、最も多く取り上げられるのが、秩父だと感じています。それは何故かと思い、そんな目で見ていると、秩父は地域で伝統文化、伝統行事を実によく守り、これを継承していこうとしていることが理解できます。恐らく、これがNHKにとりあげられる理由ではないかと自分なりに解釈をしています。私の推量が正しいかどうかは別にして、秩父をこれだけ外に発信していることはまちがいない事実でありますので、地道なことですが、大変大事なことであるという趣旨の話を申し上げました。

我八王子のまちも長い歴史があり、それぞれの地域に古くから続いている、伝統行事が沢山あり、また、伝統文化といわれるものも沢山ありますが、機守様のように本当に守り、継承して、発信する努力をしているかを、私を含めて考えなければならないことではないでしょうか。

他のまちにない伝統文化を持つ我八王子ですので、これらをいかに地域の特性、資源として活用していくのか、これからの時代においてはより一層重要なものになってくると思います。

間近に迫った八王子まつり、昨年は77万人の人出で賑わいました。これも13年前に山車、神輿を中心とした祭りに変えてから、人出が年々増加しています。かつての新旧混合のパレード中心のお祭りであった頃、人出が30万人を切る状態であったものが今日のような状況になったことは、古くから永々とまちのなかでおこなわれてきたお祭りを、まち全体に大きく拡げ、これを時代にあわせて引き継いでいる、そのような思いや姿に若い人達も含めて共感をし、大勢の人達が毎年楽しみにして訪れるようになってきたと考えております。

木は根がしっかりとしていなければ育たない、これは何事にも共通していることと思います。

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