田辺会頭より

Vol.95『質を高める努力を』

G7伊勢志摩サミットが終り、6月初めには通常国会も閉幕しました。

心配していた衆議院の解散、参議院と同日選挙は回避され、ほっとしていた矢先に、舛添都知事が辞職する事態となり、真夏の7月31日という最も暑い投票日となりました。

落着いて、道半ばにある日本経済の再生にじっくり取り組んで欲しいと思っておりましたが、参議院選挙に続きしばらく政治の駆け引きに費やされる時間が長くなり心配です。

世界経済では、昨年後半から原油安、あるいは中国を中心とした新興国経済の低迷が世界経済の足を引っ張ってきました。

そのような問題に加えて、イギリスのEUからの離脱についての国民投票が行われ、結果として離脱が現実のものとなりました。先進7ヶ国も大きな影響を受け、そして世界経済全体が混乱する状況が予測されます。

いずれにしましても、これら諸問題の解決にはG7伊勢志摩サミットで採択された共同宣言のように、先進7ヶ国が一致協力してこれらに対処するということが重要となってきます。

皮肉にも、安倍総理が来年4月に予定していた消費税増税を2年半先送りする条件としてあげたリーマンショッククラスの不況がきた場合は、ということが現実となりかねない危険をはらんでいると思われます。

現在選挙戦に入り、アベノミクスに対しいろいろ言われておりますが、日本経済そのものはしっかりしていますので、いまだ行き渡っていない成長戦略を具体的に実行していくことが重要と思います。

その最も重要なポイントは、規制改革にあると思います。そして先月号でも申し上げた、社会保障の重点化、効率化をしっかり進めていけば、先行きへの不透明感が払拭され、335兆円にも膨れ上がった大企業の内部留保も設備投資に回り、1,800兆を上回る個人金融資産も消費に回っていくと思います。

更にもう一つ、国としても大企業も、そして小規模企業も国中が皆で質を高めることに努力をすべきではないかと考えます。

品質を高め、生産性を高める、そして賃金を高めて所得を高めていくことこそ我が国の進む道だと思っております。卵が先か、鶏が先かではなく、出来ることをそれぞれで努力することではないかと思います。

そして、八王子まつりも近づいてきました。ギネスに挑戦する今年の八王子まつりを大いに楽しみましょう。

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