田辺会頭より

Vol.103『地道に考え、素早く行動する』

八王子商工会議所恒例の「新春の集い」が2月10日に開催されました。

年も200名を超える会員が参加され、講演会に引き続いての交流会では、参加者同士活発に名刺交換をしながら、ビジネスチャンスを掴もうとしている様子は、見ていて気持ちが良いもので、一つでも二つでも実際の仕事につながればとエールを送りたい気分になりました。変化の激しい時代ですので、新しく起業した人達だけでなく、立派な実績をあげ、長い歴史を誇る企業でも、このような姿勢は必要ではないかと思います。新旧に関わらず、毎年出来るだけ多くの企業が参加していただきたいと考えております。

また、講演会にはテレビでお馴染みのジャーナリスト岩田公雄氏が「今後の日本の政治と経済」というテーマで講演されました。

時期的にもトランプ政権と安倍外交が主な内容となりましたが、ご自身の反省を含め、マスコミが少し過剰に反応をしていることや、朝鮮半島そして中国という日本にとって身近な国の事象が今年の注目しておかなければならないポイントであることを指摘されました。そして、早々に北朝鮮の金正男氏とされる人物の殺害事件が起こり、あらためて東アジアにおけるリスクの高さを感じさせられました。

この事件が今後どのように発展していくか予断を許せませんが、今年は海外での問題によって大きく揺れる一年になると思います。そして氏の講演の結びとして中小企業の生産性にふれ、この克服が重要であることを力説されておりました。

あらためて、私自身年明けから、いろいろな機会で、中小企業の生産性向上、効率化の重要性を申し上げてきましたので、引き続いて言い続けていかなければならないと感じました。

 一方、2月12日には市制100周年事業の最初の大きなイベントである第67回全関東八王子夢街道駅伝競走大会が開催されました。今年は509チームが参加し、今迄で最多となりました。天気にも恵まれ、100周年記念ということで、地元出身である柔道のリオデジャネイロ五輪銅メダリストの中村美里選手、そして5位入賞の田代未来選手がスターターとして、さらに表彰式にもお手伝いをいただき、華を添えてもらいました。この事業も冬の一大イベントとして、しっかりと定着したと思います。

思い返せば、この夢街道駅伝競走大会の前身である八王子全関東駅伝競走大会は、昭和26年に第1回が開催され、全国的にも有名かつ権威のある大会でしたが、交通事情等の理由から当初の甲州街道の大和田橋から大垂水峠を往復するコースが何度となく変り、現在のコースになる前は多摩ニュータウン内の堀之内、南大沢地域を周回している状態でありました。これでは、選手にとっての環境があまりにも酷いと感じ、なんとかしなければという思いから、現在のようにすべく提言したのが、平成12年の前黒須市長が就任して間もなくのことでありました。市長の英断で即決され、平成14年から現在のように変ったこと、そして、これを提言したのが八王子商工会議所であることを知っている人はほとんどいないのではないかと思い、このコラムで紹介をします。

今、八王子のまちの活性化の大きな一助になっていると自負しておりますが、まちづくりや地域の活性化は思いつきや、点で考えるのではなく、八王子のもっている特性をどうしたらより良くなるのかということを地道に考え、素早く行動することこそ成功するものと信じております。

これからも八王子のまちを思い続け、継続は力なりをモットーに取り組んでいきたいと思います。

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