『田辺会頭からのメッセージ』

Vol.119『課題を共有し、共に解決を図る』 

今年の6月は、大変気候の変動が激しい1ヶ月となりました。蒸し暑かったり、涼し過ぎたり、また、月末の一週間は真夏のような日が続き、体調を維持するのが大変でした。

例年5月、6月は総会月ですが、ここ2~3年は6月に開催されることが多くなっています。各種団体等の総会に伺うと景気が安定していることもあり、どちらも穏やかな雰囲気でしたが、小売商業の分野だけは、ネット販売、通信販売という構造的な問題を抱えているだけに大変厳しい様子がうかがえました。

総会に出席することが多い一ヶ月でしたが、そういう中に関東商工会議所連合会の総会が栃木県の小山市で、また、日本商工会議所の移動常議員会が札幌市で、そして私が委員長を務めいている、まちづくり農林水産資源活用専門委員会が東京でそれぞれ開催され、準備を含めて、そこにとられる時間が多かった6月でもありました。

日商まちづくり農林水産資源活用専門委員会の様子を少し申し上げます。委員会は、北は北海道から、南は九州沖縄までの各地会議所からの出向委員で構成されています。

今回の委員会では、委員それぞれに対し、事前に課題としてまちづくりと農林水産資源を活用した地域の活性化を図る具体例で、成功例ではなく、苦労したこと、失敗してしまったことを率直にお話しいただきたいとお願いし、当日はそれぞれの委員から発表があり、それについての議論を行いました。

いろいろなケースが紹介されましたが、共通していることは、それぞれの自治体の考え方や、思いの違いでした。しかし、このことは従前からどこのまちでもあることです。それぞれの地域ではかなり違いがあると思ってい ますが、問題はここをどうクリアしていくかに係っていると思います。

その中の事例として私が注目しましたのは、今年4月に中核市となった福島県福島市が早々に「公共施設の戦略的再整備検討委員会」を設置し、中心市街地活性化を中心とした、これからのまちづくりに資する為、既存の公共施設を戦略的に見直し、どう再整備をしていくことが良いかを検討する作業を始めたことです。

当たり前と言えばそれまでですが、行政の体質からして、一度つくった施設をこれからのまちづくりを行っていく為に、見直すということは、かなり稀有なことと感じました。また、委員会のメンバーが副市長一人を除いて全て学識者を中心とした民間人であることも重要なポイントです。

仮にこのようなことを行政が行ったとしても、せいぜい庁内での検討会ではないでしょうか。さらに「中心市街地将来ビジョン検討委員会」もあわせて設置されましたが、再整備検討委員会の作業を優先させていることは立派だと思います。早速資料を取り寄せ、私自身勉強をしているところです。

一例を申し上げましたが、今回のまちづくり農林水産資源活用専門委員会は、大変内容の濃いものとなりました。いずれにしましても、民がもつ力、そしてそれを活用する重要性を常に感じています。

私もお陰様でこのように色々な会議に出席し、各地会議所委員と議論を重ねて、今日までやって参りましたので、多くの会頭とも懇意になり、また、信頼をいただけていることが、大変ありがたいことと感謝しております。

この夏、八王子では「夏の風物市」、「花火大会」、そして「八王子まつり」と大きな行事が続けて行われます。今年も事故なく、大勢の方々に楽しんでいただけますよう、それぞれでしっかりと準備をしていかなければならないと思っております。皆様のご協力をよろしくお願い致します。

 

 


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『田辺会頭からのメッセージ』バックナンバー

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Vol.114 『次の100年に向かって』
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Vol.88 『八王子の発信力を高める』
Vol.87 『地方創生に向けて』
Vol.86 『今年も賑わった八王子まつり』
Vol.85 『伝統文化、行事を守り継承する意義』
Vol.84 『地方版総合戦略策定のあり方』
Vol.83 『継続は力』
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Vol.79 『グローカル産業都市・八王子を目指して更なる努力を』
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Vol.43 「試練を乗り越えて」
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Vol.40 「理解と協力そして実行へ」
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Vol.37 「平成22年度を振り返って」
Vol.36 「政治が真の力を発揮し、復旧復興を」
Vol.35 「大災害に忍耐と英知を」
Vol.34 「そごう八王子店閉店とまちづくり」
Vol.33 「<地産地消地活>の社会実験を」
Vol.32 「急がれる国家ビジョンの確立 八王子の地産地消を促進」
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Vol.29 「祭りとまちの広場」
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Vol.26 「厳しさを乗り越えて」
Vol.25 「花と緑に憩うまち」
Vol.24 「動き出した会議所改革」
Vol.23 「声に応える努力を」
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Vol.21 「厳しさのなか挑戦する一年に」
Vol.20 「一年を振り返って」
Vol.19 「会頭会議で情報交換」
Vol.18 「民の力が生んだ“黒壁のまち”」
Vol.17 「新政権に望むもの」
Vol.16 「金融と堅実な経営」
Vol.15 「商工会議所の仕組みと活動」
Vol.14 「ブロック制の導入を」
Vol.13 「お知らせする努力を」
Vol.12 「まちはキャンパス~大学コンソーシアム八王子の設立」
Vol.11 「八王子の顔として」
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Vol.9 「会員訪問と交流懇談会で手応え 不況対策にも全力を」
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Vol.2 「多摩のいぶき」
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