『田辺会頭からのメッセージ』

Vol.120『熱く、暑い八王子の8月』 

まさに、酷暑の夏でした。気温だけでなく、湿度も高く、一昔前に使われていた不快指数100の日が連日続いたように感じました。その上、なまじ3日間ほど涼しい日が1、2度あったことで、かえって体調を崩す方が多かったのではないかと思います。

かく言う私も珍しく調子を崩し、本物の夏バテを味わうことになってしまいました。

そんな8月でしたが、恒例の八王子まつりが8月3日(金)・4日(土)・5日(日)と開催され、今年もまちは大勢の人で賑わいました。

ただ、この猛暑でしたので、「民謡流し」と「子ども音頭」は中止され、その結果4日の午後は、甲州街道が空く時間帯が出来、間があいてしまった状態となり、今後の検討課題となりました。

この異常な暑さの中ですので、中止することは止むを得ないことですが、土砂降りのような場合と違う、今年のような状況での想定が必要であったと思っています。

しかし、最終日5日は予定通り全ての行事が行われました。特に今年は八幡町から西側に夜店の出店があり、更に八王子まつりの華である多賀神社の「千貫神輿」の渡御が、昨年迄の西から東に進んでいたのが、東から西へ向かうことに変更されたこともあり、従来にない人出となりました。

千貫神輿の勇壮な担ぎ振りからすると、夜店で賑わうことで、少し危険ではないかと思いましたが、それも杞憂となり、見事に渡御は終わりました。

多賀神社の責任役員である私は、今年も渡御に参加をしました。

高温多湿の状態の中、紋付羽織袴の正装で、刺すような西日をもろに受け、 午後3時からの2時間半にわたり、ゆっくり神輿を先導して甲州街道を歩く厳しさは、当人でないとわからないものだと思います。私の経験の中では、最も厳しい渡御となりました。

そして、夜には「八王子まつり」のフィナーレとなる上地区の「大辻合わせ」と下地区の「山車年番送り」がそれぞれ行われました。

八日町交差点に下地区9基の山車が集結し、一方、本郷横丁交差点では上地区10基の山車による競演が行われました。特に、上地区は例年にないほどの多くの人で溢れ、盛況裡に終了しました。

 猛暑の関係で中止となった行事もあり、昼間の外出を避ける人が多かったことも影響し、観客動員数は昨年と比べて15%減の72万人となりました。

お陰様で「八王子まつり」関連の救急搬送はわずか数件で済んだことは、素晴らしかったと思います。各行事に参加した方々、観覧の方々、それぞれで十分注意されたその結果であり、八王子まつり副会長としても感謝いたします。

今年は、1週間前の「花火大会」が台風の影響で中止となりましたので、少し寂しいという思いもありましたが、多くの人達が花火大会実施に向けて、汗を流して努力をされたことは、次へ繋がる大きなステップになるものと思っております。

話は変わりますが、8月1日には八王子ファッション都市協議会主催による、「Tシャツデザイン画100選」の発表と表彰式が行われました。

今年は第17回の開催となり、約1,300点の応募をいただきました。

市民のクリエイションマインドの醸成と繊維産業の活性化を目的として、17回も継続実施して参りますと、年々作品のレベルが上がってくることが良くわかります。

特に今回、私は小学校高学年のレベルが大変高いと感じました。八王子商工会議所会頭賞を事前に審査しましたが、最後に2点に絞り、どちらにするか大変迷いましたが、年齢の低い人の作品を選定しました。

ただ、もう一つの作品も高校生部門のトップに選ばれましたので、何かほっとした気分でした

「繊維のまち八王子」のレガシーを残しながら、次の新たな商品が生みだせたらという思いで、毎年楽しみにしているイベントです。

 

 


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『田辺会頭からのメッセージ』バックナンバー

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Vol.120 『熱く、暑い八王子の8月』
Vol.119 『課題を共有し、共に解決を図る』
Vol.118 『まちの歴史を未来に活かす』
Vol.117 『まちづくりの波及効果を期待して』
Vol.116 『希望の持てる一年に』
Vol.115 『まちづくりのスタート』
Vol.114 『次の100年に向かって』
Vol.113 『働き方改革元年に』
Vol.112 『秋の行事に参加して』
Vol.111 『八王子の未来への責任』
Vol.110 『全国都市緑化はちおうじフェアに想う』
Vol.109 『かつてない賑わいの八王子まつり』
Vol.108 『真の官民の協働を』
Vol.107 『驕りなく、丁寧に』
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Vol.105 『まちのにぎわいを彩る花とみどり』
Vol.104 『責任の重さを認識して』
Vol.103 『地道に考え、素早く行動する』
Vol.102 『世界をリードする国へ』
Vol.101 『ポジティブ思考の一年に』
Vol.100 『商工会議所が担う役割の重要性』
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Vol.98 『責任を果たすことの重要性』
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Vol.91 『地方創生元年に向けて』
Vol.90 『地方創生は地域事業者の活力強化から』
Vol.89 『官民協働のまちづくり』
Vol.88 『八王子の発信力を高める』
Vol.87 『地方創生に向けて』
Vol.86 『今年も賑わった八王子まつり』
Vol.85 『伝統文化、行事を守り継承する意義』
Vol.84 『地方版総合戦略策定のあり方』
Vol.83 『継続は力』
Vol.82 『新年度を迎え』
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Vol.80 『今こそ、企業イノベーションのとき』
Vol.79 『グローカル産業都市・八王子を目指して更なる努力を』
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Vol.77 『創立120周年記念事業は次へのステップに』
Vol.76 『地方創生への期待』
Vol.75 『更に賑わう八王子まつりを目指して』
Vol.74 『暑い夏に、熱い議論を』
Vol.73 『更に高まる圏央道』
Vol.72 『景気の腰折れのない政策を』
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Vol.70 『重要な年、平成26年度を迎えて』
Vol.69 『緊急事態への備え、その重要性を考える』
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Vol.63 『大盛況の八王子まつり』
Vol.62 『国民の期待感を大事に』
Vol.61 『中心市街地再生への第一歩を』
Vol.60 『期待感から、実体経済へ』
Vol.59 『風を感じる花と緑の遊歩都市をめざして』
Vol.58 『新年度のスタートにあたって』
Vol.57 『2月の事業を振り返って』
Vol.56 『八王子のまちづくりが進む一年に』
Vol.55 『平成24年を振り返って』
Vol.54 『まちづくりの次なるステップへ』
Vol.53 『セレオ八王子北館のオープンに期待して』
Vol.52 『ロンドン・オリンピックを顧みて』
Vol.51 『まちの歴史を活かすまちづくり』
Vol.50 『地域の代弁者として』
Vol.49 『八王子の将来に民の力を』
Vol.48 『消費減少社会への対応』
Vol.47 『連携の力を生かして』
Vol.46 『先ずは挑戦を』
Vol.45 新市長への期待
Vol.44 「地産・地消・地活」の具体的展開をはかり、成果をあげる年に
Vol.43 「試練を乗り越えて」
Vol.42 「秋の行事に思う」
Vol.41 「本道は内需」の拡大
Vol.40 「理解と協力そして実行へ」
Vol.39 「駅ビルの新たな活用にむけて」
Vol.38 「八王子が一つになって」
Vol.37 「平成22年度を振り返って」
Vol.36 「政治が真の力を発揮し、復旧復興を」
Vol.35 「大災害に忍耐と英知を」
Vol.34 「そごう八王子店閉店とまちづくり」
Vol.33 「<地産地消地活>の社会実験を」
Vol.32 「急がれる国家ビジョンの確立 八王子の地産地消を促進」
Vol.31 「次は北口の再開発に」
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Vol.29 「祭りとまちの広場」
Vol.28 「日商政策懇談会と口蹄疫」
Vol.27 「消費税に思うこと」
Vol.26 「厳しさを乗り越えて」
Vol.25 「花と緑に憩うまち」
Vol.24 「動き出した会議所改革」
Vol.23 「声に応える努力を」
Vol.22 「一体何を……」
Vol.21 「厳しさのなか挑戦する一年に」
Vol.20 「一年を振り返って」
Vol.19 「会頭会議で情報交換」
Vol.18 「民の力が生んだ“黒壁のまち”」
Vol.17 「新政権に望むもの」
Vol.16 「金融と堅実な経営」
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Vol.14 「ブロック制の導入を」
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Vol.11 「八王子の顔として」
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Vol.9 「会員訪問と交流懇談会で手応え 不況対策にも全力を」
Vol.8 「金融危機の改善に全力を」
Vol.7 「新たなパートナーとして」
Vol.6 「政治に期待するもの」
Vol.5 「総合的な展示館を」
Vol.4 「安全な街への願い」
Vol.3 「心の交流」
Vol.2 「多摩のいぶき」
Vol.1 「会員訪問を第一歩として」