『田辺会頭からのメッセージ』

Vol.84『学生イベントとまちづくり』 

夏になってしまったのかと錯覚をするような陽気が続いた5月でした。 気持ちの良い春の気候がだんだんと短くなっていると感じられている方も多いのではないかと思います。

さて、5月には毎年、八王子市域にある大学の学生達により、年に一度開催される学生の祭典が実施されました。

まず、5月10日に「学生天国」が一日だけの開催ですが、西放射線ユーロードを会場に賑やかに行われました。今年で10回目となるこのイベントは学生達だけで組織している学生委員会が主催するものです。

また、BIG WEST学生フェスティバルも5月10日に始まり、2週間にわたって、軟式野球大会や、ボーリング大会、写真展や落語会、さらに音楽祭からお茶会と、盛り沢山のイベントが開催され、各大学のサークル活動のグループがそれぞれ参加し、交流を深めています。こちらは主に学園都市センターを中心に行われています。八王子市学園都市推進会議が主催しているもので、今年で29回を迎えました。

一見地味にみえるフェスティバルですが、「まちの中に学生を」という主旨で始まったこのイベントも約30年にわたって継続して行ってきましたので、現在、八王子駅を中心としたまちなかに学生や若い人が大変多くなり、賑わってきました。こういった地道な努力が大きな要因になっていると思っております。かく申し上げる私が、この学生フェスティバルを始めた時の八王子市学園都市推進会議の会長でありました。

話はかわりますが、現在、八王子駅を中心とした中心市街地には、大きな二つのまちづくりの計画が進んでおります。

一つは、旭町・明神町地区、JR八王子駅から京王八王子駅の間を東京都が整備する「産業交流拠点」を中核とした、市との一体的な再開発計画です。

もう一つは、駅前大通り(シンボルロード)の西側、西放射線ユーロードを中心とした中心市街地の魅力づくりによる再生です。

双方に商工会議所として、構想の段階から深く関与し、文字通り官民一体となったまちづくりが、八王子市としては初めてでありますが進んでいます。

勿論、これらにはまちづくりに知見をお持ちの大学の先生、あるいは都心の再開発を実務で手掛けてきた民間企業等の知恵をお借りしておりますが、それらの専門家の皆さんが一様に言われるのは、自分達が想像していた以上に八王子のまちには若い人が多いことに驚かれたということでした。

これも、八王子が学園都市としてのイメージが定着し、さらに先程申し上げたような市民や学生達の努力がこのような形となって表れている、ということをまちづくりの実務を行いながら、つくづくと感じております。

 

 

 


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