『田辺会頭からのメッセージ』

Vol.73『更に期待高まる圏央道』 

6月28日(土)に沿線市町民待望の圏央道高尾山I.Cと相模原愛川I.C間が供用開始となりました。これにより東名、中央、関越の各高速道路が結ばれ、更に一年後には東北道とも繋がり、首都圏の最も重要な道路として機能することになりますので、経済界としても期待が高まっています。

振り返りますと、都内部分の圏央道建設には大変な時間を要しました。

特に事業着手から最も問題となり時間が係ったのが高尾山の自然を守る運動への対応でした。自然環境に大変恵まれた高尾山ですので、圏央道建設そのものに反対する運動の象徴的なものになりました。

高尾山の地元である八王子商工会議所としても、お山の自然は守るという信念のもと、圏央道のもつ、あらゆる面での重要性を考え、圏央道を促進する市民の会を立ち上げ、建設促進運動を展開しました。促進の為の署名活動や、街道でのパレード、あるいは公聴会における賛成表明等、各種活動を実施しました。

また、広域的には各沿道市町村に結成された「圏央道建設を促進する市町民の会」の連合体の代表に八王子商工会議所の会頭が就任し、会相互の調整や都、県、市町村で構成する促進協議会に参加し、今日まで活動を行ってきましたので、私も6月28日の開通を祝う式典に出席し、感慨もひとしおでありました。

この圏央道は、沿道地域にとりまして、様々な経済効果が期待できますので、それぞれで地域経済活性化に取り組んでいます。

最も顕著なのが、物流、流通の拠点整備であり、また、観光振興にも大きな期待を持っています。八王子としてもあらゆることを考えていかなければならない訳ですが、他市とくらべて少し遅れているように思います。

例えば、企業誘致を進めていこうとしているのですが、その肝心の受け皿となる用地がありません。

これをとってみましても、今日を想定しながら時間をかけて、準備をしておかなければならないことですが、以前からもっている八王子の悪さで、物が出来てから中味を考えるという状態が未だに直っておりません。

しかし、行政だけに責任があるのではなく、我々民間、特に経済界にも責任はあります。今迄があまりにもまちづくりをはじめ、まちの大きな問題を、政治や行政に任せ過ぎていたからではないでしょうか。

しかし、この圏央道の整備効果を有らしめるのには、今からでも遅くはないと思っています。私共商工会議所が取り組んだ、JR八王子駅を中心としてた八王子の中心核を形成していく再開発計画のように、この問題についても、どの様に手を尽くしていくかを検討しなければならないと思っています。大事なことは今取り組んでいる「産業都市八王子」のグランドデザインだと考えています。

 

 

 

 

 

 

 


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