『田辺会頭からのメッセージ』

Vol.48 『消費減少社会への対応』 

5月に入って、ようやく春本番の感があります。

こうしたとき、落ちこんでいた消費にも改善の兆しが感じられるようになり、一年前の東日本大震災のショックからは少し落ち着いてきたのではないかと思います。さらに一つのきっかけとして、ゴールデンウィークの行楽やお買物などで、今まで堅かった財布の紐が緩み、消費活動が活発になることを願っています。

一方、わが国が直面している少子高齢化やグローバル化の急速な進展による恒常的な消費の減少傾向は、真正面から受け止めなければならない現象と考えます。そして、この課題を克服するには、大きく変化する社会に対応できる商売や企業でなければなりません。

そこで、これからの経営にあたっては「自分のお店の“売り”は何なのか、あるいは「自社の“誇れる点”はどういうところなのか」を一度しっかり問い直してみることが必要だと思います。厳しい言い方をすれば、もし、これらの“売り”や“強み”を持っていない、あるいは意識していないお店や企業があるとすれば、これからの時代に生き残っていくのは難しいのではないでしょうか。

さらに、これらを持ち合わせていたとしても、市場にアピールし、顧客に理解していただく努力が十二分に為されているかどうかが問われることになると思います。是非、このことについては、より一層の認識を持たれ、努力をしていただきたいと思います。

一つの具体例を申し上げるなら、3月号のこのコラム欄でもご報告した八王子商工会議所で2月に行った「第1回八王子お店大賞」は大変な反響がありました。受賞された8つのお店は、2ヶ月以上経過した現在でも盛況な状況にあります。

もちろんそれぞれのお店の努力、工夫そして特色がベースになっていることは言うまでもありませんが、一方では今までそれぞれのお店の存在があまり知られていなかったこともあるのではないか、という感じを持ちました。大賞を受賞し、マスコミなどを通して広く市民に知られることになり、このような好結果をもたらしているのだと思います。

56万人の人口を擁する八王子において、現在、八王子商工会議所が取り組んでいる『地産・地消・地活』事業がいかに有効なものであるかを実感しています。6月には、建設部会による「耐震お助け隊」が始動することになっています。

このように、地域が地域の中で、自ら需要を創出していこうという『地産・地消・地活』事業は、商工会議所の各部会がそれぞれの分野で努力することによって、恒常的に内需が減少するわが国においても、地域の活性化に有効かつ重要な手段であることに大きな自信を持ちました。

今後も『地産・地消・地活』の新しい仕組みの開発、普及に努力して参りますので、皆様のご協力をお願いいたします。

 


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Vol.4 「安全な街への願い」
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Vol.2 「多摩のいぶき」
Vol.1 「会員訪問を第一歩として」