『田辺会頭からのメッセージ』

Vol.34 「そごう八王子店閉店とまちづくり」


2月23日の朝、NHKおはよう日本を見ていたところ、突然にそごう八王子店閉店のニュースが流れました。驚いて手元の日経新聞を見ましたら、同じ閉店を報じる記事が載っていました。

まさに“寝耳に水”のニュースでした。

この長引く深刻な不況により、特にデパート業界は大変に厳しい状況に立たされています。しかし、まさか駅ビルに入っているデパートが・・・という思いでした。

郊外にある大型ショッピングセンターなどの撤退とは違い、八王子のまちの顔、核にあたる駅ビルそごうの閉店は、まちに与えるダメージの大きさは比較にならないと考えています。このままでいけば56万の人口を擁する八王子にデパート一軒も無いことになり、都市としてのイメージダウンは計り知れないものがあります。

昨年の11月、ようやく南口の再開発事業が完成し、これから北口周辺一帯の再開発に本格的に取り組むところにきていました。さらに中心市街地の活性化事業も準備から実施の段階にあるところでしたので言葉もありません。

また、ここ数年、そごう八王子店も店長を中心に、周辺商店街との協力や地域への貢献活動が積極的に行われ、少しずつその実績が上がってきたところだけに非常に残念であります。

八王子商工会議所として“そごう閉店”への対応については、今後様々な対応策に努力してまいりたいと考えております。しかし、これによって現在私どもが考え、取り組んでいるまちづくりや中心市街地活性化事業については、いささかの後退も許されないと考えます。

具体的に申し上げれば、JR八王子駅と京王八王子駅との間の再開発は、八王子のまちづくりにとって最後で最大のチャンスと考えておりますので、東京都にも十分ご理解をいただき、八王子市ともしっかり協力をしながら一歩一歩努力をしてまいります。

さらに、中心市街地の活性化事業も予定通り進めてまいります。

私は今回の事態を踏まえて、今日本経済が直面している構造の変革を改めて実感しています。小売商業の分野を見ましても、デパートの時代、大型スーパーの時代は終わり、専門店、あるいは地域に密着した特色ある個店の時代へと変わっているのだと思います。

そういう意味で考えれば、八王子の中心市街地の活性化は、その内容と努力いかんによっては、大きな成果を上げることが出来る時代だと捉え、より一層の努力をしていかなければならないと考えます。

改めて、地産・地消・地活の重要性を訴え、皆様のご協力とご理解を重ねてお願いいたします。


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